1.朝たまパワー

(1)たまごは消化・吸収に優れており、消化器官がまだ活発でない朝、たまごをたべることは、消化器官にとってもやさしく、最も良質なタンパクのほか脂質やビタミン・ミネラルを豊富に含んでいる卵は、一日のスタートに欠かせない栄養価の高い食品と言えます。

(2)朝食を食べないと糖尿病になりやすくなると言われています。これは、人間には1日の活動エネルギーを得るために、朝食を抜いても血糖値を上げる「暁効果」と呼ばれるシステムが備わっており、この効果が作用しているときに、朝食を抜いたまま昼食を大食いすると、高血糖になってしまい、血糖を上げて糖尿病になってしまうパターンが特に若者に多いと言われています。

(3)朝、食欲がなくて朝食を抜く人は、前日の夕食が遅く、血糖値が下がらないまま寝てしまうことで、朝起きた時も血糖値が高く食欲がわかないために起こります。
就寝の3時間以上前に夕食を済ませて、血糖値を下げておくことが大切です。また、就寝前に血糖値を下げておくと、脳の活動が抑えられ、熟睡することになり、翌朝の目覚めも良くなり、更に空腹感から朝食が食べられることに繋がってきます。規則正しい食生活のリズムが大切と言えます。

たまごの成分表(生卵65g当たり、可食部分は56.6g当たり)